コロナ禍にあった「ゼロゼロ融資」は、2021年3月に終了し、最長3年間の据置をした人も返済が開始されたと思います。

金融機関は、融資の審査が緩い「ゼロゼロ融資」を利用し、コロナ前から経営難な企業にも多額の資金を融資しました。さらに、本来資金が必要なかった企業に対しても、「金利がゼロなので」「3年間据置を行い、3年後に一括返済してもらえれば良いので」などと言い、過剰な融資を行っていました。

しかし、コロナが収束してみると、元々経営難であった企業は、コロナ融資の返済によりさらに資金繰りが悪化。他の企業についても借入金残高が年商を超え、月々の返済が数十万になる。など経営に悪影響を及ぼしています。

その様な中、金融機関の中には「コロナ借換制度(伴走型支援制度融資)を保証協会に打診してみましょう。」「無理ならリスケジュールしかないですね。」などと言ったように、過剰な融資の責任を投げ出している者もいます。

まさに、半沢直樹のドラマであったように「銀行は雨の日に傘を取り上げ、晴れの日に傘を貸す」(会社が儲かっている時には貸し、業況が悪くなれば回収する)を、体現しているかの様です。

コロナ融資や各種支援金は、あくまで延命治療です！根本から治すためには、経営を見直し、悪いところを見つけ、正しい改善の計画を立て、実行していく事が必要です！

ブルーウイング税理士法人では、決算評価を行い経営を見直し、悪い点を見つけ、経営計画を一緒に立案し、月々のモニタリングを行っております。資金繰りが厳しい方・経営の立て直しを図ろうと考えている方はご相談ください。