soga’s
topics
soga’s
topics
2024 / 03 / 20
日本銀行(以下、日銀)は、19日にマイナス金利政策の解除を発表しました。これにより、今後我々にどのような影響があるのでしょうか?
そもそも、マイナス金利とはどのような政策だったのか?というところから簡単に説明します。
○マイナス金利政策とは?
皆さんが普段利用している、銀行・信用金庫は、日銀にお金を預けています。その中には、法定準備金(不測の事態に備える為の資金)も含まれます。そして本来は我々と同様に預けたお金に金利が付きます。マイナス金利政策は、一定以上の預入れをした場合、逆に利息を取られるという政策になります。
これにより、日銀に金利を支払より民間企業に融資を行い利息収入を得た方が特になる為、融資やローンが活発になりました。また、日銀からの金利がマイナスになった為、我々からの預金を抑える為、金利が低くなっています。
○解除後どのように変化するの?
①預金金利が上昇する。
金融機関は、日銀に預けても利息を取られなくなった為、預金を抑える必要がなくなる・コストが減る為、預金金利が上昇すると思われる。
②融資が借りにくくなる。
マイナス金利が無くなった為、銀行はリスクを取ってまで融資をする必要がなくなる。その為、融資の基準が厳しくなっていくと思われる。
③融資金利が上がる。
銀行は、融資・ローンをする際に、日銀の預金から支払っています。その際に法定準備金額を下回る恐れがあると、他行から超短期的にお金を借りる必要があります。今までは、この際の金利もマイナスであったが、マイナス金利解除と共に、プラスに転じます。金融機関はこの金利を基準金利として融資を行っており、基準金利が増加する為、我々への融資金利も増加すると思われる。
マイナス金利政策解除は、資金繰りが厳しい企業にとって、さらに厳しい局面を迎えます。
ブルーウイング税理士法人では、経営計画の作成と予実管理による、資金繰り改善・経営改善の協力をさせて頂いております。是非、ご相談ください。
prev
next
2024 / 10 / 16
2024 / 08 / 21
2024 / 08 / 21